むさしの雑記

むさしの雑記

普通の事が出来るようになると言う事と僕の心の話

ブログを少し放置してしまうと書く気がどんどんなくなってしまってさらに放置してしまう。気がつけば1ヶ月経ってしまったわけで。

最近の僕といえば別の現場での仕事に追われています。自分の実力以上のことはどうやっても簡単にはいかないもので、なんとか毎日を過ごす日々。ただ周りの人は特に嫌な人などいなくなかなかいい環境だとは思うし、なんなら周りができる人だから僕だってそれなりにやる気を出してる。頑張りすぎる事は果たしていい事なのかは置いといて、周りの人からの影響を良くも悪くも受けてるから、この数ヶ月できっと成長できる事でしょう。

ひねくれ者な僕はいつだって斜に構えて、かと言えば、小心者なので、職場ではおとなしく至って真面目。うまく言えないけど居心地は悪いが、自分でも気づかないうちに自我が削られ周りと溶け込んでいくのでしょう。

お酒が弱く、かつ大学時代にお酒でのいい思い出が全くなく、飲まない人生を送っていて、この先もずっと飲むつもりなんてないと自分では思っていたんだけど、数日前ふと、ホントにふと、お酒を飲んでみようかなと思って10年ぶりくらいに飲んでみた。友人の結婚式に行った時に無理矢理渡された鏡月が目に入ったからなのかもしれない。とにかく飲んでみた。

特に美味しいとか酔っ払うこともなくだけどなんだか大人になったというか、普通の人になれた気がした。

僕はできない事が多い。だけどサラリーマンとして仕事をするようになって、乗れなかった電車に乗れるようになって、三食食べられなかったのにご飯も食べられるようになった。たくさんの人とコミュニケーションをとり、一人称がわたしになり、週5で働き、休日を楽しみにして、夜はお酒を飲む。他の人からすれば当たり前で普通の事が僕はできなかったのに、それがだんだんできるようになってきている。

昔は自分は恵まれちゃいけないとか、いい事があると悪い事が起きるとか、自分はお金や物をたくさん持っちゃいけないなんて事を考えていた。それはネガティブな気持ちとは思っていなくて自分にはそんな資格がないと本気で思ってた。

だけど願望ってのはあってそんな自分が世の中で生きていくためにはどうしたらいいかと子供のころの僕は考えて、アーティストならありのままの自分で生きていけるんじゃないかと音楽の道を進んでいったのがバントやるきっかけになった。自分の内包する今にも弾けてしまいそうな気持ちを楽曲という別の形で届ける事が、もしかしたら自分と同じ気持ちでいる人に届いたらいいなと思ってたのもある。本当は誰かに伝えたかった、認めて欲しかったんだと思う。

今の僕は意外と普通のこともできるということにだんだんと気付いてしまった。みんなとは違う、もしかしたら僕は特別なんじゃないかと思っていた節もある。だけどそんな事はなくて自分も普通なんだと分かってしまった。

普通の定義は正直曖昧なんだけど、いわゆる多数派の、多くの人がそうだと思われる事、そこに到達して僕は少し満足してしまったのかもしれない。そして同時に特別じゃない自分にがっかりしそして周りと同じ事に安心した。

これは良い事なのか悪い事なのかよくわからない。そもそも良い悪いで判断するものでもないけど僕は結構それで判断してしまう。好きか嫌いかとか、感情で判断することが多い。

今無理矢理まとめるなら好きじゃないけど良いかな。わかりづらい。