むさしの雑記

むさしの雑記

30代で異業種転職した僕の今の現状とバンドの話

新しい仕事が始まって余り自分の時間が取れてない。土日を生きがいにする人生になるのかなぁとか思ったら嫌気がするよ。

去年は自分のメンタルとフィジカルをゼロから、いやマイナスからか、フラットまで持ち上げてそこから少しずつ回復をはかってきた。そして今年は環境を変え新しい仕事に転職し、世間的な体裁とお金を今後手に入れるようになったわけだが…正直仕事は大変でも大丈夫なんだけど、時間を取られるのが本当にイヤ。エンデも言ってる通り時間は心であり、心で時間を感じられないならないものも同じなんだよ。目で見て耳で聞くように心で感じる事が大切で、時間を盗られるという事は心も奪われてるわけ。

そんな僕がどうして自分の時間が取れないのかといえば、それは1つしかなく残業があるからである。いわゆる残業っていうのは業務効率の悪さと、仕事量と社員の破綻した采配の尻拭いみたいなもんで、その悪習がシステムとなり常習化していくという最悪の業務になってしまっている。残業ありきでの稼働はそもそも異常だということに誰しも気付いていながらそれを見て見ぬフリを続けているんだからその悪習は無くなることはないよな。小さな悪い習慣はそのうち取り返しのつかないところまで来てどこかで誰かが破綻するまで続いていく。周りがやってるんだからお前もやれの精神で個人の尊重はなくお互いが支えも認めもせずただひたすらに心を鈍化して時間をゴミのように捨てていく事に生産性は皆無であり、もはや業務ですらないのではないかと思えてくる。

バンドの時がまさにそうで僕がバンド活動を休止したのはこれが1番の理由。自分が好きだったものだから尚更、どうしても耐えられなかった。だけどそのおかしな現状をおかしいって自分で気付けない、実際に僕も途中まではそう思えなかった。悪習からくる同調意識は時として自分の個の感覚を麻痺させ心を鈍化させ自分の正しさを捻じ曲げてしまう。そうなれば現状と心のバランスを取るために捻じ曲がった正しさを本当の自分にさせるか、あるいはそれに耐えられず心が破綻する事になる。

身体に異変が起きた事でそれがおかしいと気づくサインとなりそこから徐々に自分の心を取り戻す事ができるようになったんだけど、気付いた時には心も身体もボロボロで、そもそも回復するのにすごく時間がかかった。そして僕はそんな悪い風習から抜ける事にしたわけ。はっきり言って悪習はぜったいに治らない。壊すかそこから自分が離れるしかない。おかしいと思ったらそこは自分の居場所ではない、もしくはもう自分がいられる環境では無くなってしまった、そう考えられるようになれれば別の所に行く選択も見えてくる。

元バンドマンであり、30代であり、未経験異業種転職でありでそもそもがベリーハードモードでのスタートなので逆に言えば仕事を手に入れたのはラッキーなのだ。だけど働き方、時間の使い方は僕が決めたい。もちろん全てが自分の思い通りにはならないが打診は惜しまない。実際今の業務はいわゆる客先常駐なので期限が来れば終わるし、少なくてもまだやれそうな事はあるからどうにかして時間をつくるのが今後の課題だな。今後そうならないために僕は僕でいるための努力を惜しまない。